そよ風のようなひとりごと

巻き起こす5人に風を送りたい

勝手にプレゼン ~入所記念日にかこつけて~

二宮和也さん、ジャニーズ事務所入所24周年おめでとうございます!


(この時期の二宮担、忙しいよね。私は祭りをめっちゃ楽しんでる~!)



ニノちゃんのことをいつから好きなのか、もう覚えていないんだけど、Jr.として雑誌に出ていた頃に黒髪・犬顔がかわいくて注目したのが最初だった気がします。
その後すぐ坊主にされちゃってショックだったのも覚えている(笑)。

8時だJもよく見てたな~。やる気ないっていじられながら、運動神経いいところを披露してくれるところが好きでした。
演技仕事を見るのも好き。
硫黄島からの手紙を映画館で見た時はすごい衝撃だったな。

とは言え、私はジャニーズ離れしていた時期もけっこう長いので、ニノちゃんや嵐さんの全ての作品を知っているわけではありません。
観た中で一番好きなのは「母と暮らせば」かなー。
全体的にむせび泣きながら観てたけど、部屋で町子の手を握るシーンで急にきゅんきゅんしちゃった。



さて、アカデミー賞まで獲った方に失礼だとは思いますが、どう考えてもご本人がこれを読むはずがないので、勝手ながら今の二宮さんに演じてほしい役をプレゼンしてみます。


作品は江國香織さんの「ホリーガーデン」。
https://books.google.com/books/about/%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%BC_%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3.html?hl=ja&id=NSosAQAAIAAJ


ざっくり言うと、果歩と静枝という三十路間近の二人の女性の友情と、それぞれの恋愛の物語です。


ニノちゃんに演じてほしいのは、果歩の元恋人・津久井
津久井は既婚者でしたが、お菓子の家に暮らすような甘く密やかな交際は果歩にとって幸せな日々でした。
しかし、別れ話の際に彼がとある秘密を暴露した結果、果歩は深く傷付き、5年経った今も津久井の思い出とともに日常を過ごしています。

作中、津久井は回想シーンにしか登場しません。
現在の津久井の姿は一度も描かれていないのです。
今も好きだとか再会したいという類いの想いも描かれていません。
心底傷付いた結果、誰かを所有し、失うことを恐れている果歩に、まるで亡霊のように過去を突きつける、それが津久井です。


映像化された場合、津久井の登場シーンはそう多くないでしょう。
幸せだった頃のいくつかのエピソードと、別れのシーン。
例えば、愛用のポラロイドカメラを果歩に向け、「そこに立ってごらん」と声をかけるシーンなんて、私が監督なら津久井は声だけしか撮らないと思います(二人はいつも互いの視線の中に居て、シャッターを押すだけの他人すら入りこませなかったと思わせる描写があるのです)。

だからこそ、ニノちゃんに表現してほしい。
ほんの一言で、たった一瞬の表情で、観客を引き込む力があると思います。
ちなみに果歩役には石原さとみちゃんを推します。


この小説にはもう一人魅力的な人物が出てきます。
果歩に片想いする職場の同僚、年下男子の中野くん。
オープンな片想いを果歩は適当にあしらうので、職場で中野くんは忠犬とあだ名をつけられています。
出版がかなり昔で、私が初めてこの話を読んだのがもう20年近く前なのですが、以前はニノちゃんにこの中野くん役がぴったりだなと思っていました。
今なら西畑くんとかいいかもしれません。二宮教だし(笑)。


興味のある方はぜひ「ホリーガーデン」読んでみてください。
静かに流れる時間と、余白を楽しむ物語です。



こちらは今日も雨が降っています。
雨の似合うニノちゃんを想いながら、今日も一日頑張るぞ!